患者様のためになる治療 高野歯科医院

お電話でのお問い合わせ

0493-73-0107

精密根管治療

TREATMENT

【症例ご紹介】根管治療では治癒しない大きな病変に外科的歯内療法を応用した症例

ここでは高野歯科医院の歯内療法担当医、高野晃の症例を紹介させていただきます。東京医科歯科大学(現東京科学大学)の歯髄生物学分野(むしば外来、歯内療法学分野)での症例になります。

病変が大きく治癒しないため、開業医より治療を依頼された症例です。

術前状態からかなり大きな病変が、レントゲンより伺えました。過去に長く感染があり、そのまま放置されたためと思われます。通法通りの根管治療ではやはり治癒せず、CTおよび手術用顕微鏡を併用した外科的治療を行い治療する方針となりました。

(本症例は東京医科歯科大学病院にて行った症例ですが、当院でも同様の設備を整えております。)

 

外科的歯内療法の治癒経過を掲載させていただきました。

感染部分(骨欠損部)には骨補填材などの人工物はいれておらず、自らの免疫のみで骨が再生しております。上の前歯であり審美領域ですが、歯ぐきの位置関係も変わらず良好な経過でした。

患者様は、抜歯せずに済んだことや、症状が消失したことで喜んでおられました。

本症例は大きく骨が回復しており、万が一今後抜歯になった場合でも、インプラント補綴時の骨造成量の軽減や周囲歯根への骨の補強などの利点があります。

こういった手技の存在を知らずに抜歯をしてしまうのは早いかもしれません。

気になりましたらお気軽にご相談ください。

よろしくお願いいたします。